「京・焼・今・展」 2014 『禅』

建仁寺塔頭 両足院(京都市,2014年)

主旨
京都のやきものは、創始以来、時代ごとにうつりゆく京都の文化のなかで育まれてきました。その結果、その時々の“いま”が深く刻まれ、それが何層にも重なり合った状態で現代へと受け継がれています。
 本展は、そのような歴史に注目し、京都で作陶する陶芸家たちが、“いま”と向き合い、精一杯追求することで、やきもののこれからを探る実験的な展覧会です。
 第2回目となる今年のテーマは、「禅とやきものとの対話」です。出品作家が、両足院にて坐禅を経験し、副住職・伊藤東凌師と対話を重ね、そこから新たに作陶に挑むという試みを行いました。共に長い歴史ある禅とやきものが“いま”という時代にどのように響き合うのか、試行錯誤の成果をぜひご高覧ください。

会場名両足院